こんにちは。コンサルティングハートです。
ポジショニングって、とにかく大事でして。
集客?
いえ、先にポジショニングです。
SNS?
いえ、先にポジショニングです。
ブランディング?
いえ、先にポジショニングです。
です。(笑)
とはいえ活動初期は、SNSに慣れたり、最初のお客様に来てもらうことを優先することもあります。練習ですね。
ですが、ある程度個人ビジネスが軌道にのってきたら、ポジショニングは意識しましょう。
ポジショニングが成功したら、びっくりするくらいお申込みが増えますから。
Contents
戦略ポジショニングには、3パターンある。
さて、以前もポジショニングについては書いたのですが↓
https://consultingheart.com/your-business-position/
この記事ではポジショニングについて、もう少し掘り下げて解説します。
ポジショニングには、実は3つの方法が存在します。
- ニーズ・ベース・ポジショニング
- バラエティ・ベース・ポジショニング
- アクセス・ベース・ポジショニング
それぞれ重なり合う部分もあるので、厳密に分かれているわけではありません。
コンサルタントで知らない人はいないこちらの本より一部抜粋↓
それぞれ解説します。
(1)ニーズ・ベース・ポジショニング
最も一般的なポジショニングのパターンです。ターゲットとなる顧客のニーズのほとんどあるいはすべてに対応していくことを目指します。
今日の夕飯の食材が欲しい顧客のために、野菜から魚から調味料まで、すべて揃えたスーパーマーケットみたいな感じですね。
もちろんスーパーマーケットはすでに地域に存在していることが多いので、新規参入は大変でしょう。ですから同じ夕飯であっても「忙しくて料理をする暇がない人のための惣菜屋」などと、ニーズベースでターゲットを絞り込んだ上で、ビジネス展開していく方法です。
ポジショニングといえば、基本的にはこのタイプのポジショニングを指します。
以前書いたこちらの記事のポジショニングも、ニーズ・ベース・ポジショニングの内容となってます↓
https://consultingheart.com/your-business-position/
(2)バラエティ・ベース・ポジショニング
顧客ニーズではなく、製品やサービスの組み合わせをベースとしたポジショニングも可能です。
こちらは、とにかく優れた製品やサービスを提供できる人に向いてます。
とくに職人肌の方で、仕事のクオリティは高いんだけど、顧客ニーズに合わせるのが辛いです、という方には、このポジショニングを勧めることもあります。
業界内において、他者がマネできないレベルの圧倒的な技術力や提供力がある場合に検討可能なポジションです。
もちろん、自分のサービスや商品が、どれだけ優れてるのか?を伝える努力は必要ですが、顧客ニーズのすべてを満たそうとする必要がありません。
たとえば「結婚式の準備をしている」顧客に対して「会場から食事から司会から、結婚式に必要な全て」をワンストップサービスで提供するのが結婚式場のサービスですね。ニーズ・ベースです。
ですが「圧倒的に高品質かつ手ごろな価格のドレスがレンタルできる店」があれば、顧客はわざわざ、式場と提携していないその店に「ドレスをレンタルするためだけに」足を運ぶでしょう。
こうした「専門店」的なポジショニングが、バラエティ・ベース・ポジショニングです。
(3)アクセス・ベース・ポジショニング
アクセス方法の違いによって、顧客をセグメンテーションする方法です。
あまり一般的に認識されている方法ではないのですが、たとえば地方と都会では、ビジネス条件がまったく異なってくるわけです。
都会なら都会の、地方なら地方の、それぞれの顧客セグメントをターゲットとしてビジネス活動をすることになり、必要なマーケティングも異なってきます。
これは、個人ビジネスでも同じです。
たとえば、私の知り合いに、ある町で床屋さんをやっている人がいます。何十年間もずっとその町で床屋をやっていて、お客さんとは長い付き合いです。お客さんの子どもや家族も、みんなその床屋へ行きます。
これは、立派なマーケティングの成果ですね。
この町の人はみんな、髪を切るだけではなく、ゆっくり時間をかけて店主と話をします。
だから、都会の1000円カットみたく、早く・安い必要はありません。
それよりも、地域の集まりに参加して、人と人との密な繋がりを保つことのほうがよっぽど大事でしょう。
ポジショニングできてますか?コンセプトがキャッチフレーズ化してませんか?
ポジショニングは、戦略的にビジネスをやっていく上で避けて通れない道です。
それに実は、ポジショニングができないと、コンセプトもUSPも作れません。
多くの人が勘違いしているのですが、コンセプトって、ポジショニングを言語化したものなんですよ。
ただの、オシャレでカッコイイ「スローガン」でもなければ「キャッチフレーズ」でもないんです。
そして、コンセプトを非言語でも表したのが「ブランド」ですね。(ブランディング単体だけって、無理なんですよ。)
ということで、ポジショニングやコンセプトメイキングに困ったら、相談しに来て下さいね。
※独自のポジションを築くために、やってはいけないことがあります。マネされにくいポジショニングのコツはこちらの記事を読んで下さい。↓
https://consultingheart.com/position-minimal/