起業・ビジネス

怪しい女性起業セミナーの3つの特徴

こんにちは。コンサルティングハートです。

今日は、こんな女性起業セミナーには気をつけて下さい、という記事を書きます。

一応断っておきますと、批判することが目的ではなく、こうした視点でみると起業の感覚が身につくかも、という提案です。

ほんとほんと。僻みじゃないよ。

「簡単に稼げる」「誰でも稼げる」が売り。

ここまであからさまなのは、さすがに減ってる気もしますが、やっぱりときどき見かけます。

冷静に考えるとわかりますが、そんな美味しい話があれば、みんながこぞって参入して、あっという間に市場が飽和します。

確かに、少し前の仮想通貨ブームのときのように一時的に「誰でも簡単に稼げる」みたいなタイミングが生まれることも、あるにはあります。

ですがまあ、あっという間に崩壊しますね。波にのるにしてもセンスが必要ですし。

というか、簡単に稼げる方法がほんとにあれば、まず人に教えませんからね。

要するに、誰でも簡単に稼ぎ続けることができる、という美味しい話はないってことですね。

あるとしても、違法だったりグレーなんじゃないかな。

ということで、逆に考えると、ある程度継続的に実態のある仕事をしている人は、みんなわかってますよね。「簡単に誰でも稼げる」なんてビジネスは存在しないということ。

では、どうして「誰でも簡単に稼げる」と匂わすのか。

それは「努力せずに稼ぎたい」「自分だけは楽をして、いい思いをしたい」「手っ取り早く、稼げる自分になって、満たされたい」みたいな人が、ターゲットだからですね。

とにかく、そうした夢を見続けたい人って、一定数いますからね。

それもまた、一種の需要と供給なのかもですが、なんだか虚しくないかしら…。

ちなみに、読む人の注意をひくようなコピーライティングですとか、そういったセールススキル自体を否定してるわけではありません。

第三者に自分の文章を読んでもらうためには、コピーライティングの技術なんかは、ある程度必要なスキルだったりします。

だから、そうしたコピーで人の注意を引くことは別に悪くはないし、真っ当な努力の範囲に入ると私は思ってます。

要するに、コピーライティングが悪いのではなくて、実際の価値に対して、高すぎる価格で売りつけるのが、良くないということなので。

サービス提供者も、お客様側も、基本的には適正価格を意識していれば、大丈夫。

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↑適正価格については、こちらの記事もどうぞ。

コーチやコンサルと名乗っているのに、売り上げの大半はセミナー代

こちらは、肩書きを「セミナー講師」にしたらどうかしら?という方ですね。

コンサルタントであれば、コンサルティングを通してクライアントの課題解決に時間を使うものだと思うんですよね。

1:多の形式の高額なセミナーばかりを繰り返してるコンサルタントは、本当に顧客の課題解決をすることが可能なんでしょうか。実際、難しくないですか?

セミナーをするな、ということではなくて、クライアントが成果を出すために必要な知識をこちらから伝えれば済むということであれば、今の時代、動画などで伝えたらいいと思うんですよね。価格も抑えることができますし。

あるいは、時間や体力がある人であれば、フロントのセミナーを適正価格で実施するのも良いですよね。

確かに、人柄が良いとか人として魅力があるとか、そういうタイプの方は、やはりお客様に実際に会うと強い部分もありますから。女性だと、特にその傾向があるかも。

また実際に、セミナーは対面で受けたいと考える顧客も多いですし、企業の人も積極的にそういったセミナーをチェックしてたりすることもあるので。

あくまで、ここで私が言いたいことは、その講師の主要な仕事は何?ってこと。

肩書きと実態が合ってないと、信用できなくないですか?

さまざまな企画の高額セミナーや高額塾を、次々に開催してると、セミナージプシー向けに荒稼ぎしてるように見えなくもないんですよね。だから、怪しいわけですよ。

最近は、ブームが去って減ってきたのかな?

でも、また数年後にリバイバルすると思うので、お気をつけ下さい。

こういうパターンって、人々の記憶が薄れたらころに、また繰り返される気がしますので。

稼げる雰囲気を売っている

これ、一昔前の情報商材販売と一緒です。

形を変え媒体を替え、繰り返されるあたり、なんというか人間の性(さが)を感じます。

近年の女性起業界隈だと、高級寿司の写真、海外リゾートの写真、タワマンあたりが定番でしょうか。

「私と同じことをしたら、私のように月商100万円稼げて、月1海外旅行に行けて、めっちゃハッピー」みたいな見せ方のことをブランディングと称して、じゃあ私と同じことしてねって、ネットワークビジネス感がすごいんですよね。

実際に、ネットワークビジネスの形態をとってる人たちもいるようです。

ネットワークビジネス自体は、連鎖販売取引という合法の販売形態です。勧誘方法などに厳しい規制がありますので、もし、やるなら法律を理解してやりましょう。

だいたい、外から見ると、何やってるかわからない。何売ってるかわからない。

だから、怪しいんですよね。

メニューや料金のすべてを必ずしもオープンにしましょう、とまでは言いませんが、あんまりにも収益構造がわかりにくいビジネスをしてる人は、ちょっと怖いなあと思います。

まとめ

わかってて、こうしたセミナーに参加される人は、まあ良いと思うんです。

あまり積極的に関わりたくはないですが、合法かつ他者を傷つけない範囲であれば、人それぞれ選択する権利があります。

ですが、自分でいざ、仕事をやってこう!と純粋な気持ちで一念発起した「ビジネス初心者」が、たまたま騙されちゃうのは、なんていうか、やっぱり注意喚起したいわけです。

真っ当にやっても、正しい努力を続けたら、ちゃんと稼げますからね!

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