こんにちは。コンサルティングハートです。
女性起業、つまり、女性がリスクなく独立してお金を稼ぎ続けるために、必要な戦略をひとつだけ選ぶとしたら。
「小さく、より良く」始めよう。
そう伝えると思います。
あなたが、丁寧に選択しながら生きることが得意であれば、向いてる作戦です。
この記事では、丁寧に選択するシンプルで美しいマインド(=その他を捨てる勇気)を持つ女性が、ビジネスでもまた、その潔さを活かして成功するための方法をお伝えします。
Contents
小ささは、美しさ。個として花開く場所を選ぼう。
まず、最初に。
人生において本質的な目的を見失っているときほど、人は「今ここにはないもの」を追いかけがちです。
中には、焦ってしまって「より大きく、より多く」を求める人もいます。
もちろん夢は大きくても良いです。でも、一歩一歩積み上げた先にしか、得たい未来はありません。
ですから「もっと、もっと」そう焦っているときは、まず深呼吸。一息つきましょう。
小さくて、良いんです。「足るを知る」からスタートしましょう。
このブログを読んでくれているあなたは、それができる賢明な人だと思うんです。
では、ビジネスにおける「小さくて、より良い」とは?
私たちは、意識的であれ無意識であれ、ビジネスをしていくにあたって、たくさんの選択をしています。
- 自分はどの市場でビジネスをするのか
- 価格設定はどうするのか
- 理想のお客様像は?
そう問いかけ続けているはず。
ビジネス上のこうした選択肢を選ぶとき「小さく、より良い」を適用するべき範囲というのは、おおよそ決まっています。
(1)市場の選び方
まず、市場の選び方です。
一般的に、体力も資金力もない女性個人事業家が選ぶべき市場は「ニッチ市場」です。
ここでいうニッチというのは、「特定のニーズ」に対応するということです。
要するに、どのポジションを選択するか?ということでもあります。
このとき、気を付けるべきことは「競合の少ない」ニーズを選ぶこと。
むやみやたらと戦って疲弊しないための、賢い戦略です。
ちなみに、特定のニーズは選ぶものの、そのニーズが属するメイン市場は「マス」であるべきなので、その点についてはご注意を。
誰も求めていない市場に出ていってもしょうがないんですね。
たとえば、恋愛、結婚、子育て、ファッション、仕事、美容、健康、心のこと、衣食住、など、多くの人にとって関心のある分野のなかでの「ニッチ」を探す必要があります。
(2)価格設定について
価格についても、悩む人が多いですね。
まず、私たちにとって「小さく」ていいものを整理しましょう。
それは売上高です。
高い売上高を求めるのは、マス・マーケターのやることです。要は、資金力も組織力もある企業だからやれるんですね。
個人の場合は、売上高ではなく「高いマージン」つまり「利益率」を求めましょう。
「少ししか売らないけど、儲かる」
それで、いいんです。
安全だし、個人ビジネスとしては健全です。
単価を上げることに抵抗感を持つ方も多いのですが、ビジネスを継続したいなら、単価は上げなければいけません。
それができなければ、薄利多売のビジネスモデルを目指すか(難易度は上がります)、近い将来、気持ちもお財布もすり減ってしまいます。
そうやって、疲れて立ち止まってしまう人を、たくさん見てきました。あるいは「こんな大変なら趣味でいいかな」って、諦めちゃう。
もったいないですよね。
必要なのは安売りすることではなく、価格を上げても選ばれるため「正しい努力」です。
(3)理想のお客様像について
理想のお客様についても「対象を絞る」ことが大切です。
どんな人にでも対応できるように頑張る、というのは「小さく、より良く」ではありません。
あなたのサービスや商品は「一般大衆向けの既製品」ではないですからね。
ならば、大切なたった一人のお客様のために尽力しましょう。そのために、理想のお客様像を決めましょう。
✔︎理想のお客様を決めるポイント
実は多くの人が勘違いしている部分でもあるのですが、
という考え方でペルソナを決めてしまう場合があります。
必ずしも数が多いから、あなたにとっての「良いお客様」であるとは限りません。
✔︎良いお客様の定義
「利益率の高い商品を継続的に買ってくれる人」であり、それによって喜んでくれる人のことです。
「数の多さ」だけでは理想のお客様は見えてきません。
もちろん、あなたが誰を助けたいか?誰の力になりたいか?という気持ちも大切です。それを無視するわけではないです。
ですが同時に、その人たちを対象としてあなた自身のビジネスが上手くいくか?という視点もまた必要になってきます。
マーケット・ニッチャーの宿命。変化し続けなければいけない。
ここまで「小さく、より良く」のビジネス戦略についてお話してきました。
小さく起業することは、個人でビジネスをしたい人にとってはベストな戦略です。
ですが、欠点がないわけではありません。
それは、一度うまくいった「ニッチ戦略」が未来永劫続くとは限らないということ。
競合不在の場所を選んだとしても、誰かにマネされるかもしれません。顧客のニーズ自体が変化するかもしれません。
新しい「ニッチ」を探し続ける視点を持って、楽しみながら変化していきましょう。